人間関係も職場も選べる

人間関係で悩むかどうかは本人の性格にもよるようである。一般的に、押しの強いタイプはあまり悩まず、気配りのできる繊細なタイプだと悩むことが多くなるようだ。タイプ別に分けて、押しの強い人だけの、または繊細な人だけの職場というふうになることは稀で、たいがい二つのタイプが混じり合うよう配置されがちだ。職場は誰かに一方的にしわ寄せが行くようになりがちな環境だともいえるであろう。
そこでの救いは転勤や異動があること、退職するのが自由なことであろう。転勤・異動の可能性もなく、その状態がずっと続きそうなら、悩んでいる人はしわ寄せを受けている犠牲者かもしれない。目覚めている時間の大半を過ごす場所である。人間関係に悩んでいるとしたら、一日の大半はそれに捕らわれて過ごしているわけでもある。そこに留まることが最善の道とは言えないという見方もあるだろう。職場を転々とする、という言葉には、確かに良くないイメージがある。けれども、留まり続けてうつ病にでもなったら元も子もない。この会社には縁がなかった、捨てる神あれば拾う神あり、と思って転職するのもありであろう。なので今の悩んでいることが人付き合いであれば人付き合いの悩みを解決できる方法を模索してみるといいだろう。
隣人トラブルなども同じことである。事件となるたび、こんなになるまでどうしてお互い引っ越さなかったという声が聞かれるが、人間関係は相手のあることである。努力ではどうしようもなく、離れるしかないこともあるわけである。

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